ヨークシャーテリアは、その小さな体と愛らしい性格から人気の高い犬種です。
しかし、体が小さい分、特有の病気にかかりやすい一面もあります。
本記事では、ヨークシャーテリアに多い病気とその予防法について、やさしい口調でわかりやすく解説します。
飼い主として大切なポイントを押さえ、愛犬の健康を守る手助けとなれば幸いです。
はじめに
ヨークシャーテリアは活発で賢い反面、遺伝的な要因や体の構造上の問題から、特定の病気にかかりやすい傾向があります。
飼い主が病気の兆候に気づき、早期発見・予防に努めることで、愛犬のQOL(生活の質)を高めることができます。
ヨークシャーテリアに多い病気一覧
- 先天性門脈体静脈短絡(先天性門脈シャント)
- 急性膵炎
- 腸リンパ管拡張症
- 水頭症
- 膝蓋骨内方脱臼(パテラ)
- 乾性角結膜炎
- 気管虚脱
病気別原因・症状と予防法
先天性門脈体静脈短絡(先天性門脈シャント)
原因
肝臓に血液が正常に流れず、毒素が体内に残る先天的な異常です。
症状
- 発育不良
- ふらつき
- よだれやけいれんなどの神経症状
予防法
遺伝性のため完全な予防は難しいですが、信頼できるブリーダーから迎えることが重要です。
急性膵炎
原因
高脂肪食やストレス、過食が引き金になります。
症状
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛による元気消失
予防法
低脂肪でバランスの良い食事を心がけ、間食や人間の食べ物を控えましょう。
腸リンパ管拡張症
原因
腸のリンパ管が拡張し、タンパク質が漏れる病気。遺伝や炎症が影響します。
症状
- 下痢
- 体重減少
- 腹水によるお腹の膨らみ
予防法
定期的な健康診断と、消化にやさしい食事管理が効果的です。
水頭症
原因
脳室に脳脊髄液が過剰にたまり、脳を圧迫します。先天性が多いです。
症状
- 頭部の膨らみ
- ぼんやりする
- 歩行異常やけいれん
予防法
ブリーダー選びが重要です。子犬時代からの行動観察も役立ちます。
膝蓋骨内方脱臼(パテラ)
原因
膝の関節がずれやすくなる先天性の骨格異常や、外傷が原因です。
症状
- 足を浮かせて歩く
- ケンケンするような歩行
予防法
床を滑りにくくしたり、ジャンプのしすぎに注意しましょう。
乾性角結膜炎
原因
涙の分泌が減ることで目が乾き、炎症を起こします。
症状
- 目ヤニ
- 目の赤み
- まばたきが増える
予防法
目の清潔を保ち、乾燥しやすい季節は保湿点眼薬を使用することもあります。
気管虚脱
原因
気管の軟骨が弱まり、気道が狭くなる病気です。
小型犬に多く見られます。
症状
- ガーガーという咳
- 興奮時や運動後に悪化
予防法
肥満予防と、首輪ではなくハーネスの使用がおすすめです。
早期発見のためのポイント
チェックリスト
- 食欲・元気がない日が続く
- いつもと違う歩き方をしている
- 咳やくしゃみが増えた
- 目や耳の様子が違う
- お腹の膨らみ、下痢、嘔吐などが頻発する
上記のサインが見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。
飼い主にできる日常的なケア
- 毎日の観察と記録を習慣にする
- 年2回以上の健康診断を受ける
- 適度な運動と、体重管理を意識する
- 栄養バランスの取れた食事を与える
- ストレスの少ない環境を整える
まとめ
ヨークシャーテリアは見た目の可愛さとは裏腹に、さまざまな病気のリスクを抱えています。予防のためには、日々のケアと早期発見が鍵です。
「ちょっと様子が変だな」と感じたら迷わず動物病院へ。
大切な家族を守るのは、飼い主さんの小さな気づきです。

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